問題1
式(8.8)をEIC cosφ=EIc 、Acosφ=ACとおくいて整理するとHは式(2)のようになる。
式(2)の分母の第1項は
また,同じく分母の第2項は,次の関係式,すなわち
上式中
とおけば
の関係があるから,ゆえに
のとき
のとき
のとき
を級数展開して
さらに,近似的にφが十分小さければ,次のようにおく.
単位荷重がxのところに作用しているとき,ξ点のM0は
したがって
影響線はの4次式となり,図12.8(b)のようにえがける.
b.曲げモーメント影響線
式 (8.6) の第1式より
M0Cはを単純ばりとしたときのC断面の曲げモーメント影響線で,これからH影響線にyCを乗じたものを差し引いて,MC影響線を図(c)のようにえがくことができる.
c.軸力NC
影響線 式(8.6)の第2式より
Q0Cは,単純ばりABのC点におけるせん断力影響線である.これとH影響線とを組み合わせて,NC影響線は図(d)のようにえがくことができる.
d.せん断力QC 影響線 式(8.6)第3式より
同様の方法で,せん断力影響線は,図(e)のようにえがくことができる.